「ピリ将」ピリっ娘が将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は極力なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

強くなりたい初級者のためのハッピー・アドバイス(13) 「のめりこむ」は正解か?

愛称:ピリ将

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

強くなりたい初級者のためのハッピー・アドバイス(13)

 

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「のめりこむ」は正解か?

 

質問を再掲する。

 

大きな質問    

Q2 最短で強くなる方法は?

中くらいの質問  

Q3 戦法は絞ったほうがよいか?

Q4 終盤を集中的に勉強すべきか?

Q6 戦法は何がベストか?

小さな質問

Q1 棋譜集は、何がよいか?

Q5 棋譜並べは併行すべきか?

Q7 定跡書、棋書は何がベストか? 

 

 今回まで、Q4について。

  終盤を集中的に勉強すべきか否か。

 

 

 その前に「のめりこむ」が、よいことか否かを検討する。

 その上で、終盤を集中的に勉強すべきか否かにお答えする。

 

 まず「のめりこむ」はメディア文化の特徴らしい。

 

文化社会学の視座―のめりこむメディア文化とそこにある日常の文化

文化社会学の視座―のめりこむメディア文化とそこにある日常の文化

 

 

 「のめりこむ」に対置されるのが「そこにある日常の文化」。

 ピリ将では、「二者択一は選ぶな」を信条としてきた。

 「のめりこむ」と日常の文化が軽視される。

 とするならば、やはり両方を採るに限るだろう。

 

 もちろん、王貞治さんが高校野球について語っていた。

 高校生の間は野球にのめりこむ。

 周囲はそのような環境を整える。

 これは大事なことだ。

 

 しかし、大人になっても野球にのめりこむのは、どうか。

 それは、ごく一部の人間にしか許されないことだろう。

 いや、超一流のプロでも、それは許されない。

 社会人とは、そのようなものだから。

 これには亡くなった星野仙一さんも、同意してくれるはずだ。

 

 「のめりこむ」なら、入口と出口が必要だろう。

 いつから、いつまで、のめりこむのか。

 

 ここで終盤を集中的に勉強すべきか否かを問う。

 三段~四段には、終盤に集中的に取り組むことを奨めたい。

 そして、初級者にも、同じことを奨めたい。

 

 しかし、中級から初段、二段くらいまで、五段以上は序盤を勉強しよう。

 整理すると、こうだ。

 

 初級 序盤1:終盤9

 中級 序盤7:終盤3

 上級 序盤6:終盤4

 低段 序盤6:終盤4

 中段 序盤1:終盤9

 高段 序盤9:終盤1

 

 まず初級の間に、超絶なる終盤力を養ってほしい。

 なぜかというと、そうすると、その後を一気に駆け上がれるから。

 基礎となる終盤力がないと、序中盤で迷いが生じる。

 そうすると、戦法のせいにして、成長が遅れる。

 しかし、弱いのは戦法のせいでなく、終盤力=読みの力の弱さ。

 最も早い段階で、終盤力をしっかり鍛えるべきだ。

 

 私シュうぇッチマンは、初級者を初級者扱いしてはいけないと考える。

 その後の成長を抑止してしまうからだ。

 たとえば、「初級者は3手詰め」と決めつける。

 そうすると、不思議なことに、そこまでしか伸びないだろう。

 私シュうぇッチマンは、少なくとも初級者でも9手詰めまでは解けるようにする。

 つまり、まず最初に終盤で初段レベルに到達させるわけだ。

 

 実際、奨励会員の級位者も、序盤は大したことがない。

 最近はそうでない子もいるが、彼らは基本的には終盤力で勝っている。

 

 だから、もし許されるなら、初級者から終盤だけは英才教育を施したい。

 先の整理を再掲する。

 

 初級 序盤1:終盤9

 中級 序盤7:終盤3

 上級 序盤6:終盤4

 低段 序盤6:終盤4

 中段 序盤1:終盤9

 高段 序盤9:終盤1

 

  最近、ようやく中段から高段が見えてきた私シュうぇッチマン。

 初級者から、高段者へ。

 途中の長いトンネルのごちゃごちゃは、この際、抜きにしよう。

 終盤型から始め、序盤型へシフト。

 これが成長の全体像だ。

 

 私シュうぇッチマンは、終盤をないがしろにしたため、長い時間を浪費した。

 初級者から徹底的に終盤を鍛えていたら、今ごろはもっと強くなれただろう。

 

 序盤は暗記で対応できる知識が多い。

 しかし、終盤は、現場対応力が求められる。

 純粋な力、読みの力だけが必要だ。

 コンピュータが強いのも、藤井聡太が強いのも、終盤力が強いから。

 より正確にいえば、終盤で鍛えた読みの力を序中盤に応用するから。

 

 3手詰めを繰り返し解き、9手詰めを最初の目標にする。

 ここまでが初級者へのアドバイスである。

 途方もないと思うかもしれないが、ここまでは「のめりこむ」。

 

 『なんでも中飛車』の第2章「ツノ銀中飛車」。

 あそこには最終盤まで記されているところがある。

 あのような寄せが知識でなく、自力でできるようになるまでが目標だ。