「ピリ将」ピリっ娘が将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は極力なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

実戦次の一手 終盤のコツ(3) 駒の損得より速度

3将棋ブログ「リ将」

将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

 

 

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実戦次の一手 終盤のコツ(3)

 

 今日は、ギアチェンジについて、書いてみよう。

 

 私シュうぇッチマンの実戦から。

 銀取りを受けつつ、銀取りを返された局面。

 

 あなたなら、どうする?

 

問題1図

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 以下、ネタバレ注意。

 

 「終盤は駒の損得より速度」

 

 なるほど、この格言は非常に大事な格言である。

 しかし、級位者はこの格言を勘違いしていることも多い。

  だから、私シュうぇッチマンは、この格言に懐疑的だ。

 

 二者択一は選ぶな。

 これが、ピリ将ブログの掟でもある。

 したがって、駒得と速度を両立することを理想としている。

 そのことは、このブログの随所にうかがえるはずだ。

 

 とりわけ相手も級位者の場合は、駒得して勝つのが一番。

 一手違いの勝負にしないで、完勝することを目指したほうがいい。

 

 しかし、たまに、速度を重視するケースもないわけではない。 

 それが今回の問題だ。

 

 前置きが長くなったが、改めて問題1図を見てみよう。

 

再掲問題1図

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 銀が死んでいるように見える。

 だが、慌てる必要はない。

 なぜなら、桂馬が跳ねると、こちらも銀を取れるから。

 

 ウソ。

 実は桂馬が跳ねた手がさらに飛車取りになっているのだ。

 

 ここでポイントなのは、後手が歩切れということ。

 実戦は、▲6四飛とした。

 

正解1図

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 後手は当然、△5四桂。

 

問題2図

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 もちろん、▲同飛や▲4四飛成もある。

 それが、普通というもの。

 しかし、それは、駒損しないことを目的とした手だ。

 

 ここではアクセルを全開にし、スピードで勝負する手がある。

 お考えいただきたい。

 

正解2図

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 思い切って▲6一飛車上成と切った。

 銀損の上、飛車まで捨てるのは、通常なら選ばない手。

 が、ここでは「損得モード」から「速度モード」へ転ずる条件が揃っている。

 

【「速度」重視に切り替える5つの条件】

(1)自玉は安泰。

(2)相手玉だけが薄くなる。

(3)一方的に終盤戦へ突入でき、攻めが切れない。(相手は中盤気分)

(4)相手に遊び駒が多い。

(5)万が一のときは、駒損を取り返せる保険付き。

 

 説明するより、以下の展開をご覧いただこう。

 

 △同銀▲同飛成まで、先手シュうぇッチマンの勝ち。

 

投了図

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 速度重視というのは、要するに、先にゴールにたどりつくということ。

 相手がモタモタしているときがチャンスだ。

 

 今回は、たしかに駒損だ。

  金銀と飛銀の交換だから。

 

 ただし、飛角、飛金、角金の交換は「あり」。

 これが、わがシュうぇッチマンの交換裏レートだ。

 

 それに、ここでは金取り、香取りになっていて、(5)の保険付き。

 金を取ったら、桂馬も取れそうだ。

 桂馬を取ったら、さらに銀も回収できる。

 

 駒損した代わりに、(2)の相手玉は裸に。

 頑張るなら、△7二飛しかないが、香車を取って、割り打ちねらい。

 あるいは、▲7一銀△同飛▲5二竜として、玉飛接近をとがめる。

 投了もやむを得まい。

 

 言うまでもなく、(1)の自玉の舟囲いは傷1つなく、安泰。

 (3)の一方的に終盤戦に持ち込んでいることの証明とも言える。

 先手陣はお日様ポカポカ平和そのものなのに、後手陣は嵐が吹き荒れる戦乱だ。

 

 (4)の遊び駒という観点が、最も大事。

 

 なるほど、後手は駒得したには相違ない。

 けれども、その四段目の駒(銀や桂)がすべて遊び駒に。

 しかも、唯一敵陣にいる角も役立たず、ずいぶん間が抜けている。

 サッカーに喩えると、フォワードとミッドフィルダーが戻ってこられない状態だ。

 

 これらを相手にせず、美濃囲いに照準した判断が生きていると言えよう。

 

 ちなみに、この問題は「大駒を切る」ときの考え方も兼ねているだろう。

 まあ、今回は、そもそも駒得だったので踏み込めた側面もある。

 付け加えておくと、大駒を3枚持ったときは、1枚切ることを考えよう。

 

 

 

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