「ピリ将」ピリっ娘が将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は極力なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

実戦次の一手 終盤のコツ(4) 難しい詰みより易しい必至

将棋ブログ「リ将」

将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

 

 

f:id:Shouldgo:20180205143357p:plainf:id:Shouldgo:20180205143357p:plainf:id:Shouldgo:20180205143357p:plain

   

 

▲トップページは、こちらから:

www.piri-girl.online

 △総目次は、こちらから:

www.piri-girl.online

▲連載第一弾は、こちらから:

www.piri-girl.online

 ▲メルマガは、こちらから:

www.mag2.com

 

 

終盤のコツ(4) 難しい詰みより易しい必至

 

 

 私シュうぇッチマンの実戦から。

 久々に、終盤の醍醐味である詰みと必至と凌ぎをご覧いただこう。

 

図1

f:id:Shouldgo:20180508085211p:plain

 

 横歩取りの終盤戦。(便宜上先後逆)

 敗勢だったものの、将棋(特に横歩取り)は終盤力。

 大技小技をかけ、敵失もあり、なんとか勝負形に。

 

 手前が私シュうぇッチマンで、▲6四桂と詰めろをかけた局面。

 こういう桂馬打ちは知っておいて損のない手。

 1つは、詰めろのかけ方として。

 もう1つは、後述する。

 

 さあ、後手は持ち駒が豊富だが、秒読み。

 先手玉は詰むや詰まざるや。

 結論をいうと、詰むのだが、いかんせん、実戦とは生き物である。

 

図2

f:id:Shouldgo:20180508091849p:plain

 

 △4九龍▲同玉△6九飛と進み、図2となった。

 (持ち駒に間違いがあり、▲金1枚△金2枚である。)

 

 △6九飛は王手桂取りで、詰まないときは桂を素抜こうという意味。

 実はこの桂馬を意識させるのが、先手の真のねらい。

 強い人は素抜きをねらってくる習性があるので、それを逆手にとった。

 

 事実、ここは単に△6七馬のほうがわかりやすかっただろう。

 2七に穴があるので、4五馬を考えつつ、合駒請求をしていきながら、詰みをねらうほうがよほど簡明だからだ。

 ここに▲6四桂の心理的価値がある。

 

 図3

f:id:Shouldgo:20180508092505p:plain

 

 ▲3八玉△2七銀となって、図3。

(持ち駒に間違いがあり、▲金1枚△金2枚である。)

 

 銀を大胆にただ捨てしてきて、こちらはポーカーフェイス。

 駒が入れば入るほど、相手玉は苦しくなる。

 「金2枚と香で、本当に詰むのかな?」といった風情で待つ。

 

図4

f:id:Shouldgo:20180508093200p:plain

 

 ▲同玉△2四香▲2六歩で、図4。

 

 実は、ここで詰みがあった。

 △2四香にかえて、△2六歩なら、手順は長いが、詰んでいた。

 一例を示すと、△2六歩以下、▲3六玉△3五歩▲2六玉△2五歩▲同玉△3三桂▲3五玉△4四馬▲3六玉△4五馬▲2六玉△2五金までの即詰み。

 こういう単調な即詰みは手を読む訓練になるので、他の変化もお考えあれ。

 手数が少し長いだけで、それほど難しい詰みではない。

 相手は自玉へのプレッシャーと、時間、そして次の手をうっかりしていたのだろう。

 

 図5

f:id:Shouldgo:20180508093446p:plain

 

 △2六香▲1六玉と進み、図5。

 

 後手は持ち駒が多すぎて、駒を大切にすることを忘れている。

 香車まで捨ててきたが、こちら、取る一手とは限らない。

 端へ逃げるのが好手。

 もし2六が歩なら、1四に香車が打てたのに。

 

図6

f:id:Shouldgo:20180508094601p:plain

 

 △1五金で、図6。

 

 ここへ来て、金を捨てるようでは、後手変調。

 香車を打った手を後悔しているのが手に取るようにわかる。

 正着はもちろん、△6四飛成。

 金はいつでも打てるから。

 

図7

f:id:Shouldgo:20180508095317p:plain

 

 ▲同玉△1四歩▲2六玉△4四馬▲2七玉で、図7。

 

 金を捨てた代償に端歩を突く。

 しかし、そこで香車をとれば、これ以上歩は伸ばせない。

 ねらいの馬引きは実現したが、後手は駒不足。

 あれだけ大判小判ザックザクだったのに。

 祇園精舎の鐘の声。

 

図8

f:id:Shouldgo:20180508095755p:plain

 

 △2六歩▲3八玉△6四飛成▲8一銀で、図8。

 

 後手はようやく桂馬を素抜いた。

 そこで、すかさず間髪入れず0.1秒で▲8一銀と打つ。

 いわゆる挟撃態勢。

 挟撃は、終盤の基本中の基本である。

 

 受けの時間の間に攻めも考えておく。

 これ、肝要。

 

投了図

f:id:Shouldgo:20180508100157p:plain

 

 △6二竜▲4八銀打△2七歩成▲同玉

 △1五桂▲3八玉△2七金▲4九玉までで、投了図。

 

 ここで馬の位置が4五なら負けていたので、辛勝である。

 こちらは端逃げなど、筋違いに逃げ続けたのが奏功した。

 最後の玉の位置も、2七~3八~4九だ。

 

 必敗の場合も、あきらめてはいけない。

 将棋は逆転のゲーム。

 相手を心理的に揺さぶることで、逆転を呼ぶ。

 

 「難しい詰みより、易しい必至。」

 

 ただし、相手の側に立ってみると、課題が多い。

 こういう終盤戦で間違わないことが大事。

 初段になるためには、今回の教材を双方から冷静に振り返ることである。

 

 

 

△ピリ将ホームページ

xn--rdk1bu28r.online

 

   URLは「ピリ将.online」だけでも、OKだよ。