「ピリ将」ピリっ娘が将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

【大人の超初心者】〔将棋入門講座〕駒の名称と動かし方(1)歩兵 pawn

将棋ブログ「リ将」

将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

 

 

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「ルールは知っているよ」という人のための

実戦一手詰めシリーズ

歩の決め手

 

問題図

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 詰ます方法は、いくつかあるようだけれども。

 (解答解説は、このページの一番下にあるよ。)

 

 

 

 【超初心者入門講座】

 駒の名称と動かし方(1)歩兵 pawn

 

0.この駒のスペック(戦闘力)

 

 1 pt

 

 

1.お名前

 

 エントリーナンバー1番。

 最初の駒は、「歩兵」。

 

 読み方は「ほへい」ではない。

 「ふひょう」という。

 

 ただし、「ふひょう」という人も、ほとんどいない。

 「ふひょう」は、正式名称。

 ふだんは略称が使われる。

 ふだんは「歩」と表記して、「ふ」と呼んでいる。

 

 速記では歩は「、」と、点で表す。

 速記については、欄外に記すことにしよう。

 

 歩は、全部で18枚。

 自分が9枚、相手が9枚、合計すると18枚。

 いちばん多く存在する駒。

 サイズはいちばん小さい。

 なぜなら、いちばん弱いから。

 

 でも、歩の使い方が上手だと、将棋も上手だと言われている。

 1円を大切にする人が、賢いのと同じこと。

 

 いや、それだけではない。

 将棋の場合、1円が1万円に化けることがあるのだ。

 ひょえ~。

 

 それを格言(将棋のことわざ)で「一歩千金」(いっぷせんきん)というよ。

 読み方は「いっぽせんきん」じゃないから、気をつけてね。

 

コラム1 歩をめぐる蘊蓄(うんちく)

 

 昔、加藤治郎名誉九段という、それはそれは偉い棋士がいらっしゃった。

 

 将棋の最高段位は、九段。

 そして、かつては、九段には簡単にはなれなかった。

 九段には、名人とほぼ同義といってよい重みがあったからだ。

 

 しかし、その後、九段が増えたので、十段というタイトルができた。

 現在の竜王戦の前身。

 なぜ竜王というタイトルが名人と匹敵すると言われているか。

 それは、このような歴史があるからなのだ。

 

 しかるに、故・加藤治郎先生は、名誉九段である。

 そう、並みの九段ではない。

 

 加藤治郎先生の偉いところを挙げると、紙幅が足りない。

 そこで、ここでは2つを挙げるにとどめる。

 

 1つは、高学歴であった点。

 史上初の大学生棋士は、加藤治郎名誉九段である。

 早稲田大学卒。

 現在、棋士に早大出身者が多いのは、彼の薫陶とも言われている。

 

 ただ将棋が強いだけでなく、頭がいい。

 そう、私シュうぇッチマンがピリ将で重視する言語化能力に秀でているのだ。

 

 そして、もう1つも、これに密接に関わる。

 『将棋は歩から』という大変な名著を著した。

 この名著、実に上・中・下の三冊にも及ぶ大作だ。

 

 戦時中に『将棋世界』に連載し、何度も、版や改訂を重ねた労作である。

 

  「焦点の歩」「連打の歩」「ダンスの歩」・・・・・・

 

 これらの造語を生み出したのも、彼の功績。

 

 駒の上手な動かし方を「手筋」(てすじ)というが、彼はすぐれた命名により、最も難し歩の手筋を体系化し、一覧表にしてしまった。

 加藤名誉九段がいなかったらと思うと、ゾッとする。

 

将棋は歩から (上巻)

将棋は歩から (上巻)

 

 

将棋は歩から (中巻)

将棋は歩から (中巻)

 

 

将棋は歩から (下巻)

将棋は歩から (下巻)

 

 

 この本は初心者には高度で、難しすぎる。

 だから、強くなってから読んでほしい。

 どうか、このアドバイスを、ずっと忘れないでいてください。

 

 「え? 有段者なのに、読んでいない?」

 もし、この本を読んでいない有段者がいたら、ぜひ取り組むべきだ。

 間違いなく、あなたの力になる。

 

 どなたさまでも、現時点で知っておいてほしいこと。

 それは、歩という駒は、とにかく、とにかく、奥が深いということ。

 将棋は歩に始まり、歩に終わる。

 

 

2.歩の動かし方

 

 さんざんおどかしたので、難しそうに思ったかもしれない。

 しかし、さにあらず。

 

 歩の動かし方は、とっても簡単。

 いたってシンプルなので、安心してね。

 

 文字どおり、一歩前へ。

 一マスだけまっすぐ前へ進めるのが、歩の動き。

 加藤名誉九段は、「前進の歩」と言っている。

 

 覚えることは、これだけだ。

 

 図1をご覧あれ。

 

図1

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 図1は初形といって、いちばん最初の局面だ。

 三段目と七段目にずらっと横に並んでいるのが、歩である。

 

 最初の手を初手というが、初手は歩を突くことが多い。

 いちばん多い手が図2の▲7六歩(せんて・ななろくふ)という手。 

 

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 相手も同じように△3四歩(ごて・さんよんふ)(図3)と突いてくることが多い。

 

図3

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 初手で2番目に多いのが▲2六歩(図4)という手だ。

 

図4

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 一例として、相手も△8四歩(図5)と追随する作戦を紹介しよう。

 

図5

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 3手目はさらに▲2五歩(図6)と、もう一歩前へ進めてみよう。

 

図6

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 相手も同じく△8五歩(図7)と来る。

 この出だしを相掛かり(あいがかり)模様という。

 

図7

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3.おわりに

 

 こんなふうに、歩は1マスずつ真上へ進んでいく駒なのだ。

 歩の動かし方がわかったかな?

 

 

 こんなにシンプルきわまりないのに、どうして歩が大事なのか?

 シンプルだからこそ、と答えておこう。

 

 そして、シンプルだけれども、数が多いという点もポイント。

 初形を見ればわかるように、ほとんどが歩なのである。

 だから、歩の扱いがうまいことが、将棋の強さと比例するのだ。

 

 まあ、難しい話は、まだ早い。

 あわてなくてよいので、歩のように、1つずつ篤実に覚えていこう。

 

 それでは、今日は、ここまで。

 次回も、お楽しみに。

 

【本日のまとめ】

・「歩兵」は「ふひょう」と読み、「ふ」と略す。

・動き方は、まっすぐ1マス動く。

・歩を制する者が将棋を制す。 

 

 

 コラム2 棋譜と速記(記譜法)

 

 音楽に楽譜があるように、将棋には棋譜がある。

 楽譜があれば音楽が再現できるように、棋譜があれば対局を再現できる。

 

 棋譜は、本文中にも出てきたように、たとえば「▲7六歩」のように記される。

 ▲は先手を表し、△は後手を表す。

 算用数字の7は、先手の右から数えて7番目の筋を指示する。

 漢数字の六は、先手の上から数えて6番目の段を指示している。

 

 棋譜は、プロなら記録係がとってくれる。

 しかし、アマチュアは自身でとるか、仲間にとってもらう。

 プロは持ち時間が多いが、アマは早指し。

 だから、速記術が必要になる。

 速記術といっても、将棋特有のものだから、すぐに身につけられる。

 

 「7六歩」なら、「76、」と記す。

 コツは、数字は全部算用数字にすることと、駒の速記文字の使用。

 

 だから、この連載では、駒の速記についても、教えていく。

 こんなところでも、このブログは他の入門書やブログとの差別化を図っている。

 

 ちなみに、私シュうぇッチマンは、中原誠十六世名人の著書でこれを覚えた。

 感謝である。

 そして、大学の将棋部時代に鍛えられた。

 将棋ノートを書く際も、この速記術は役に立っている。

 

 いや、将棋にかぎらず、速記は重宝である。

 「あいうえお」は、「 )(|\/ 」となる。 

 ※ ただし、「)」と「(」は縦書き [下記参照]

 

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 個人コーチングも、はじめたよ。

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◎冒頭詰将棋の解答解説

 正解は▲8三歩成。他にも▲8五桂や▲9二金でも一手で詰む。それも正解! けれども、こんな局面はめったにない。せっかくだから、格好よく決めたいところ。▲8三歩成が、と金と、角筋の両王手で勝負あった。歩が成ると、角筋が通る。しかも、と金には、飛車がよく利いているよ。二重に王手がかかっているので、受けようがない。角交換四間飛車に対し、得意の左玉戦法で臨み、最後は両王手をかけて、ぶっ大差で勝利を収めた一局。ごくたまには、このくらいの大差で勝ちたいものである。

 

正解図

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