「ピリ将」ピリっ娘が将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は極力なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

【大人の超初心者】〔将棋入門講座〕駒の名称と動かし方(2)香車 lance

将棋ブログ「リ将」

将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

 

 

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 【超初心者入門講座】

 駒の名称と動かし方(2)香車 lance

 

 

0.この駒のスペック(戦闘力)

 

 5 pt

 

 

1.お名前

 

 香車、ビーム!

 

 エントリーナンバー2番。

 本日、ご紹介する駒は、「香車」。

 

 読み方は「かしゃ」ではない。

 「きょうしゃ」という。

 

 「きょうしゃ」という人もいれば、略称の「きょう」という人もいる。

 表記も一文字で「香」と書くことがある。

 

 香には、俗称もある。

 槍(やり)という。

 というより、英語ではズバリlance(槍)と訳されている。

  後述するように、香車は攻撃力というか、リーチがあるからだ。 

 

 最近は、「ロケット」と呼ぶこともある。

 これは比較的新しい用法だと思うが、念のため。

 

 速記文字は、「禾」。

 「香」という字の下の「日」の部分を省き、上の「のぎ」の部分だけを書く。

 

 

コラム 香をめぐる蘊蓄(うんちく)

 

 英語では槍というのに、どうして日本語では香車なのだろう?

 

 車とついているのは、将棋の起源に関わっている。

 将棋は、インドのチャトランガに由来するゲームだ。

 これが西へ伝わりチェスとなり、東へ伝わり将棋となった。

 チャトランガでは「車」という駒がある。

 だから、将棋でも「香車」と言い、「車」の文字が入っているのだ。

 

 他方、「香車」の香のほうは、由来がはっきりしない。

 かつて宝物を詰めるときに、香木を用いたからという説もある。

 

 将棋の駒は、基本的にチャトランガの駒名にお宝を表す語が付随している。

 これは仏教の影響らしい。

 

 はっきりしていることは、そもそもは「車」だったということ。

 それに修飾語として「香り」を付けたということである。

 

 話は変わるが、香車という駒は、安産のお守りにも使われる。

 まっすぐ子供が生まれてくるようにとの願いが込められている。

 宝物を守るための香木という意味もあるなら、なお、ふさわしかろう。

 

 

2.香の動かし方

 

 

 香車の動きは、非常にわかりやすい。

 前へまっすぐに突き進む。

 それだけ。

 

 歩と同じじゃないかと言われるかもしれないが、ちがう。

 歩は1マスしか進めない。

 香は、遮る駒がなければ、何マスでも進めるのだ。

 

図1

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 図1は、初形。

 香は四隅に配置される。

 この香は、最後まで動かさない(不動駒という)ことも多い。

 なぜかというと、動かなくても働くからである。

 

 はやりのコンピュータ将棋でも、初手から香車は動かさないらしい。

 動かすと、かえって働かなくなるからだ。

 

 前回、確認したように、初形では、三段目と七段目に歩がいる。

 これが邪魔しているので、香車は働けない。

 香車はどこまでもまっすぐ前に進めるが、初形では1マスしか進めない。

 しかも、1マス進めると、歩が邪魔して、もう進めなくなる。

 

 図2を見てほしい。

 悪手だが、右下隅の香車を▲1八香と、1マス動かしてみた。

 

図2

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 これでは歩と同じ動きだから、あまり意味がないことになる。

 しかも、繰り返しになるが、これ以上、前へ進めない。

 だから、最初から動かす人、ソフトはいないという理屈なのだ。

 

 香車の使い方は、香車を動かすのではなく、周りを動かすのが原則。

 図3を見てほしい。

 

 図3

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 本当は、先手だけ駒を動かすことはできないので、仮想図である。

 ▲1六歩▲1五歩と歩を二回動かし、歩を2歩前進させてみた。

 そうすると、香車の行ける空間が増えているのが、おわかりだろうか?

 初形だと1マスしか進めなかったのに、図3では3マス進めるようになった。

 このように、歩を前へ進めれば、香車の可動域が大きくなる。

 だから、香車の上の駒を進めるか、どかすのがよい。

 

図4

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 図4を見てください。

 先ほどの局面から▲1六香と上がったところ。

 実は、この手は悪手。

 なぜかというと、これ以上進めなくなったから。

 せっかく可動域が広がったのに、また狭めてしまった。

 先ほど香車は動かない方が働くといったのは、こういう理由だ。

 

 ここで覚えておいてほしい格言(将棋のことわざ)がある。

 

  「下段の香に力あり」

 

 香車はいちばん下にいるのが一等よいという教えだ。

 

図5

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 図5を見ると、下段の香の威力が一目瞭然だ。

 右端の香車は2マスしか進めない。

 2筋の香車は4マス進める。

 3筋の香車なら6マス進める。

 4筋の下段の香は、8マスも進めるのだ。

 右端と比べると、4倍の働きという計算になる。

 

 ついでに言っておく。

 香車は、後戻りできない駒だ、と。

 

 歩も後戻りできない。

 しかし、歩は弱い駒だから損失も小さい。

 香車は、特色ある駒だし、数も少ないから、取り返しがつかなくなる。

 その意味でも、簡単に動かしてはいけない。

 

図6

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 さあ、おしまいに、図6で香車の威力を確認しよう。

 

 香車がもっとも働くのは、下段。

 そして、遮るものがないとき。

 図6は、敵陣に香車が直通している。

 

 将棋は、相手の王様を取るゲーム。

 もし次が先手の手番なら、いきなり王様を取って、ゲームセットだ。

 こうなると、どこまでもまっすぐ進める、香の一本気な性格が生きてくる。

 

 それでは、今日は、ここまで。

 次回も、お楽しみに。

 

 

【本日のまとめ】

・「香車」は「きょうしゃ」と読み、「きょう」「やり」とも呼ぶ。

・動き方は、さえぎる駒がなければ、まっすぐ何マスでも進む。

・下段の香に力あり。 

 

 

 

 

 

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