「ピリ将」ピリっ娘が将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は極力なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

【大人の超初心者】〔将棋入門講座〕駒の名称と動かし方(5)金将 gold general

将棋ブログ「リ将」

将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

 

 

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 【超初心者入門講座】

 駒の名称と動かし方(5)金将 gold general

 

 

0.この駒のスペック(戦闘力)

 

 9~10 pt

 

 

1.お名前

 

 エントリーナンバー5番。

 本日、ご紹介する駒は、「金将」だよ。

  

 読み方は「きんしょう」。

 略称は「きん」。

   

 速記文字は、「^」。

 「金」という字の最初の二画だけを記す。

 

 

コラム 金をめぐる蘊蓄(うんちく)

 

 金将に類する駒は、世界中の将棋、歴史上の将棋にも見られる。

 チャトランガの将が起源。

 チェスならば、クイーンという駒が金に相当する。

 日本の将棋でも、大大将棋、大将棋、中将棋、小将棋でも金はある。

 

 また、後述するが、それぞれの駒は成れる。

 成って何になるか。

 金になるのである。

 これを成金と言い、一般的な語彙ともなった。

 

 他の駒が金になる。

 ということは、金はやはり普遍的な駒だと言えるだろう。

 貴金属の金が普遍的であるように、金将も普遍的な駒と言ってよい。

 

 その証拠に、金の裏には文字がない。

 金は金なのである。

 アイデンティティがしっかりしている。

 

 金は王の隣に侍している。

 そして、金が王様の守りに最も適した駒だ。

 

 こう考えてくると、金という駒それ自体に畏敬の念を覚えざるをえない。

 

 

2.金の動かし方

  

 金は、前3か所と、横2か所、真後ろ1か所に動かせる。

 

 動かせない場所を覚えたほうが早わかり。

 斜め後ろ2か所に行けない。

 

 金と銀は動きが紛らわしいとの声を多く聞く。

 子どもには、金はグローブで、銀はスターと教えるのが最近の「定跡」だ。

 

 詳しくは、下記リンクをご覧あれ。

blog.livedoor.jp

 

 行けない場所で整理すると、金はハ、銀はTとなる。

 

 銀は後退にやや難があると紹介したが、金は後退がとにかく苦手。

 だって、真後ろにしか下がることができないのだから。

 反対から見たら、歩と同じということだぞ。

 

図1

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 例によって、初形である。

 並べ方を教えていないけれども、そろそろ慣れ親しんでくれただろうか。

 

 金は玉の両隣に座っている。

 心強い側近と言えよう。

 

図2

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 金がそれぞれ斜め上へ上がった形。

 これを金開きという。

 

 

図3

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 もちろん、まっすぐに上がることもできる。

 金は銀と違って、横へ行けるので、まっすぐ上がっても修正がきく。

 もっとも、この形自体は、あまり好形とはいえないので名前はない。

 

 

図4

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図5

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 玉の真上へ金を置く格好は、よく現れる。

 図4のように▲5八金右とするか、図5のように▲5八金左とするか。

 これは作戦による。

 

図6

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 図6の金を少し動かしてみよう。

 

図7

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図8

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図9

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図10

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 単純に直進させてみた。

 が、これでは歩と同じで、あまり意味がない。

 金の特性を生かした動きを心がけたい。

 

 というわけで、やり直し。

 

再掲図6

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図11

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図12

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図13

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図14

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図15

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図16

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図17

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図18

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 八段目に斜めに上がって、横ばいのカニ歩き。

 で、またカニ歩きで戻ってきて、最後は斜めは無理なので、まっすぐ戻ってみた。

 

 このような横へのフットワークは、歩・香・桂・銀には不可能事。

 金のありがたさがわかるというもの。

 テニスで左右に揺さぶられることがあるが、金なら守ることができるよ。

 

再掲図6

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図19

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 今度は再掲図6と図19を比べてみよう。

 図19は、実際には出現しないと思うが、上下を逆さまにした仮想図。

 図6の金は、進める道がたくさんある。

 一番下にいれば、斜め後ろへ下がれない弱点がない。

 だから、原理的にはすべてのマスへ行くことができる。

 

 ところが、図19だと、そうはいかない。

 斜め後ろに下がれない欠点がもろに出てしまっているからだ。

 真後ろにしか下がれない。

 真横にしか移動できない。

 一番上までいくと、ひどく不自由だ。

 つまり、中央通りか、横道しか通れないのだ。

 斜めの街道が使えないのだ。

 

 下へ下がれば下がるだけ働く。

 上へ上がれば上がるだけ働かない。

 

 結論。

 金は、引いて使うのがよい。

 だから「金は引く手に好手あり」という格言(将棋のことわざ)もあるよ。

 

 香と似ているが、違うのは、下がれるということ。

 だから、上がってもよいが、下がることも意識すべし。

 

 ただし、例外もある。

 たとえば、駒落ちの上手は、金を比較的高い位置で使うことが多い。

 これはセオリーに反しているが、斜め下の隙を他の駒がカバーする。

 そうすれば、前横に強いので、強力な攻め・受けが可能になる。

 金の短所をカバーし、長所を最大限生かす発想と言えるだろう。

 

 いや、最大にして最強の例外は、終局時に現れる。

 

 「金はとどめに残せ」という格言がある。

 将棋の必殺技の中でも最も有名な技に「頭金」というものがあるからだ。

 相撲に喩えたら決まり手だが、決まり手は圧倒的にこの「頭金」が多い。

 

図20

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 図20が「頭金」と呼ばれる手筋。

 将棋は、王様の逃げ道をなくすゲーム。

 図20は、金が二段目と三段目にいるから、セオリーに反しまくり。

 けれども、これはもう後ろを気にしなくていいので、例外だ。

 相手の玉の逃げ道を完全に封じている。

 前方と横にきく金の長所が際立つ瞬間だろう。

 

 ちなみに、三段目の金は支えなので、歩でも大丈夫。

 歩がきいているから、相手玉は金を取ることができない!

 

図21

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 なんと、まあ。

 金一枚の威力のすごいこと!

 味方の玉を守るのにも、相手の玉を仕留めるのにも、金は活躍する。

 

 前と横が異常に強く、後ろが異様に弱い駒、金将。

 エプロンみたいな鎧で、前だけ隠しているイメージ。

 その特性をよく理解して、上手に使いこなしてほしい。

 

 金を攻略するには、上へ引っ張り出し、後ろのスペースへ回るのがよいだろう。

  

 それでは、今日は、ここまで。

 次回も、お楽しみに。

 

 

【本日のまとめ】

・「金将」は「きんしょう」と読み、「きん」とも呼ぶ。

・動き方は、前は3か所、横が2か所、後ろは真後ろだけ1マス進める。

・格言「金は引く手に好手あり」と、手筋「頭金」を覚えよう。

  

 

 

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