「ピリ将」ピリっ娘が将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は極力なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

【中終盤】焦点の銀と囲いの再生

将棋ブログ「リ将」

将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

 

 

f:id:Shouldgo:20180205143357p:plainf:id:Shouldgo:20180205143357p:plainf:id:Shouldgo:20180205143357p:plain

   

 

 

 ピリ将
www.piri-girl.online

続ピリ将

www.piri-girl.work

ピリ兵

www.mag2.com

 

 

 

【中終盤】焦点の銀を打つ

 

 今回の問題図は、こちら。

 

問題図

f:id:Shouldgo:20180604154044p:plain

 

 四間飛車と玉頭位取りの戦い。

 先手が私シュうぇッチマンで、袖飛車から玉頭の歩で嫌みをつける。

 今、後手が△4七歩成と成ったところ。

 

 こういうのを反射で取るようでは上達が十年遅れる。

 取らずに何とかする手を増やすことが有段者への道というものだ。

 

 ちなみに、これを▲同金と取ると、△9二角の端角がある。

 端角マニアの私シュうぇッチマンが端角を打たれるわけにはいかない。

 

 以下、ネタばれ注意。

 正解は、

 

 

 

 

 

 

  ▲3三銀!

 

正解図

f:id:Shouldgo:20180604154710p:plain

 

 タイトルから答えは類推できただろうが、実戦では勇気が要る手。

 焦点の歩なら打てる人も少なくないだろうが、焦点の銀だから。

 

 とはいえ、「王手は先手」の格言どおり。

 竜を簡単に取られるくらいなら、竜が働いているうちにひと仕事。

 

 以下、△同銀▲同歩成△同角▲7九飛と、王手で竜に紐をつける。

 △4三玉に▲4七金と、手を戻す。

 ▲3五桂まで入れるか迷ったが、迷ったときは深追いしすぎない。

 

図1

f:id:Shouldgo:20180604155248p:plain

 

 

 「王手は追う手」とも言うから、むやみに王手をかけてはいけない。

 しかし、こういう王手の力は偉大だ。

 この辺の違いがわかるようになると、強くなれる。

 

 つまり、手番を取りながら、盤上に駒を増やす指し方。

 私シュうぇッチマンは、これで強くなった自覚がある。 

 駒台に駒をため込んでも仕方がない。

  

図2

f:id:Shouldgo:20180604155547p:plain

 

 ねらいの端角△9二角を打ってきたが、紐つきなので、安心。

 いきなり打たれるのと、ここで打たれるのの違いを知ろう。

 

 こういう手も、反射で取っては、一手の無駄使い。

 手順に▲6五桂と遊び駒を活用する。

 

 以下、△8一角▲同飛成△6八飛▲3八銀と進む。

 

図3

f:id:Shouldgo:20180604155956p:plain

 

 王手銀取りは、たしかに痛い。

 けれども、手順に高美濃を再生できるのも大きい。

 

 以下、△4六歩▲同金△4五歩▲同金と叩きを入れてきたが、疑問。

 これから玉頭戦というときに金を引き込むのは危険だからだ。

 さらに▲3七歩△同桂▲3六歩と歩4枚すべてを投じてきた。

 

図4

f:id:Shouldgo:20180604160619p:plain

 

 対戦相手のJ氏は飛ぶ鳥を落とす勢いの若手だが、まだ青い。

 先の「焦点の銀」と「高美濃再生の銀」を見て、焦りが出てきたか。

 

 桂馬を取られる前にひと仕事。

 とりあえず▲4四歩と打ち、様子をうかがう。

 △同銀もあるかなと思っていたら、△3二玉だった。

 拠点ができても打ち込む駒がないなどと、いうことなかれ。

 それなら、▲5三桂成だ。

 

図5

 f:id:Shouldgo:20180604163245p:plain

 

 △3七歩成▲同玉△2四桂と進んだ。

 

図6

f:id:Shouldgo:20180604163407p:plain

 

 こうなると、4五の金の存在感が大きいことがわかるだろう。

 しかも後手は歩切れ。

 だから、先ほどの叩きがやり過ぎだったということに。

 2四の桂も、後手玉の退路を封鎖しているとも言える。

 

 ▲4三角△同金右▲同歩成△2二玉

 ▲3一銀△1三玉▲2五桂△1二玉

 ▲5八金

 

図7

f:id:Shouldgo:20180604163954p:plain

 

 最後の▲5八金が後手の望みを打ち砕く決定打。

 たしかに、金を1枚渡さずに早逃げすれば、後手玉はギリギリ詰まない。

 ところが、ここでじっと自陣に手を戻し、囲いを再生。

 手を稼げば、金を入手できるので、勝ちだ。

 

 △3六銀 ▲2八玉 △7八飛成▲4二成桂

 △6四角 ▲4六歩 △4五銀 ▲2二金

 △同角  ▲同銀成 △同玉  ▲3二成桂 まで 先手勝ち

 

投了図

f:id:Shouldgo:20180604164619p:plain

 

 投了図以下は、△1二玉▲2一竜までの簡単な詰み。

 

 一局を振り返って思うことは、手を戻す感覚だろうか。

 ずっと攻め続けることはできないので、好機で手を戻すこと。

 

 よく初心者が終盤でも囲いに拘泥しているのを目にする。

 それが目的になってはいけないが、全体の流れの中でリフォームするのは有効。

 

 投了図を見てほしい。

 崩れかけるも、再生の銀、再生の金で、美濃囲いは結果的に維持されている。

 

 

 相手の側から見ると、図3がポイント。

 オーソドックスに銀を取られ、7一に底歩を打たれるのが嫌だった。 

 それなら難しい将棋になっていただろう。

 

 

▲ピリ将ホームページ

xn--rdk1bu28r.online